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シャネル バッグ

シャネルと言えば何を思い浮かべるでしょうか。香水サングラス指輪腕時計バッグ…。いまやファッション業界において世界のトップブランドと呼ばれるシャネルは、実にさまざまなアイテムを数多く輩出し続けています。1910年にはじめてのショップをパリのカンボン通りにオープンさせ、当初は帽子の専門店としてスタートしました。徐々に取り扱うアイテムを増やしていくシャネルは、初めてのバッグを売り始めたのは1920年代の後半と言われています。シャネルバッグの代名詞ともいえるブラックモノトーンにキルティング加工が施された“マトラッセ”は、1929年に発売されました。
当時、黒のバッグは葬儀の際のアイテムという考えが普通であった時代に、シャネルが誕生させた新しいバッグはそれまでの古い考えを打ち破るもので周りに衝撃を与えるものでした。発売と同時に話題となり、爆発的な人気を博すようになります。ふっくらとしたカーフ素材にキルティングを施し、チェーンをストラップ紐に採用するという新しいデザインをはじめ、シャネルが生み出すデザインはどれもファッション業界に新しい風を吹き込む斬新なものでした。このキルティングを施すということはデザイン上でもとても重要なものでしたが、革の表面の傷を分かりにくくすることや、生地の中の綿が偏らないようにするためという実用的な目的も含まれていました。このようにシャネルは常にデザインと共に実用性にも気を配ることによって不動の定番アイテムを数多く生み出していきます。

もちろん、シャネルにおいてもバッグと名の付くものはおおよそ手がけているといっていいでしょう。ハンドバッグボストンバッグショルダーバッグトートバッグなどの定番シリーズは当然ですが、シャネルが作っているバッグで人気が高いのが化粧品をまとめて入れるケースのバニティバッグです。他のブランドにおいてもバニティバッグは製造されていますが、シャネルのバニティバッグは特に高い人気を集めている商品です。
シャネルのバッグにおいて最も象徴的なのはマトラッセに現れているようなキルティングによる素材と、チェーンショルダーになるでしょう。基本的に多くのカラーを同時に取り入れることを良しとしなかったココ・シャネルでしたが、現在のデザイナーであるカール・ラガーフェルド氏がデザインを手がけるようになってからはモノトーン調でありながらもカラーバリエーションは増えました。そしてデザインもモードなセンスを取り入れたものが多く展開されるようになります。しかし日常のライフスタイルでの使用をモットーにしていたココ・シャネルの意思は受け継ぎ、エレガンスな高級アイテムながらもカジュアルさを融合させたテイストで、普段の日常で使いやすいアイテムを多く輩出し続けています。

よりカジュアルなラインも多く作り出し、素材でいえばデニム生地を使用したシリーズ、シリーズで言えば“パリ・マップ”のコレクションなど遊び心がくすぐられるアイテムも数多く作られています。またココ・シャネルはスポーツアイテムにもラグジュアリー感を取り入れたものを多く展開し、スポーツバッグを始めスポーツウェアや道具にと様々なアイテムを次々と手がけていきます。しかしやはりブラックモノトーンにキルティングがシャネルのベースとなっており、この基本から派生して様々なバージョンのバッグが生まれてきています。自由を追求する女性らしさを形にしたようなシャネルのバッグは、これからも世界中の女性ファンを増やし続けることでしょう。

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