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シャネル 2.55

シャネル 2.55

◇レトロな空気を身に纏った上品なアイテム

カメリア(椿)をモチーフにしたブランドマークで知られるブランド“シャネル”は、1910年に帽子の専門店としてパリのカンボン通り21番地にオープンします。ガブリエル・シャネルこと通称ココ・シャネルは“自由”を求め続け、斬新なデザインで多くの女性ファンを獲得していきました。帽子から始まり、パヒューム(香水)、アクセサリーと自分の感性で生み出した斬新なアイテムを次々と発表し、1955年にはアメリカのダラスにおいて「20世紀の最も偉大なクリエイター」としてモード・オスカー賞を受賞します。

モード・オスカー賞を受賞した1955年の2月に、キルティングを施したバッグを発表しました。そのバッグの名前が“2.55”です。発売された55年の2月にちなんだのが由来ですが、香水の№5のように、時々ナンバーを商品名にさせてしまうのがシャネルの面白いところでもあります。
いずれこの“2.55”は廃盤となる運命にありますが、ちょうど50年後である2005年に復刻版として発売されました。当時は子山羊のシェーブルを素材として作られていましたが、復刻版にはカーフ素材にアンティークな味わいが出るように加工された生地が採用されています。このデザインを手がけたのは現在のシャネルのデザイナー“カール・ラガーフェルド”氏です。ドイツの出身であるカール・ラガーフェルド氏は、近年においてはファッション界の貢献者に贈られる名誉ある賞「Fashion Visionary Award」の特別賞を受賞しています。
マトラッセと呼ばれるふっくらとしたキルティング生地と、ラムスキンを編みこんだシャネルのシンボルともいえるチェーンショルダーが特徴的なバッグです。留め金具にはココシャネルのマークを取り入れたものとヴィンテージデザインを採用したものとがあります。バッグ自体のデザインには幾つかのパターンがあり、生地としてもエナメル加工を施したものやパテントレザーを使用したもの、コットンを使用したものなど多様なバリエーションが展開されています。ショルダーチェーンはデザインによってはバッグの中に仕舞えるものもあり、そのままポーチとして使用できるものがあったり、バッグの中にそのままお金を仕舞える財布としての機能が付いていたりと、斬新なデザインが取り入れられているのも、シャネルのバッグの面白いところといえるでしょう。

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